ドイツアルプスの天然水で岩塩層から塩を溶かし、汲み上げた塩水を煮沸して不純物を丁寧に取り除いたうえで、岩塩を再結晶化したアイテムです。
カルシウムが豊富に含まれコクのある味わいです。苦味となる成分が少なく、丸い塩粒が多く含まれているのが特徴です。
粒がサラサラしており素材に均一に振ることができるため、焼き菓子やパン生地への練り込みなどにおすすめのアイテムです。

岩塩の起源は約2億5000万年前にまでさかのぼり、地殻変動によりアルプス山脈が形成され、塩水湖ができました。その後、数百万年もの長い時を経て水分が蒸発し、塩水湖が濃縮されました。さらに長い時をかけた堆積により、太古の自然な栄養分がそのまま詰まった岩塩層が誕生しました。
そして石器時代、ドイツアルプスの麓の豊かな自然に恵まれたベルヒテスガーデン地方にある「バート・ライヒェンハル」で岩塩が発掘されました。
当時の人が、ザールアッハ川岸の石を舐めている動物を見て、水に溶けて地下から地表に出てきた岩塩に気が付いたことがはじまりです。
その後、岩塩が溶け込んだ地下水からの再結晶化による製塩が本格化され、塩は貨幣の代わりになるほど、経済に重要な役割を果たしていきました。
現在、バート・ライヒェンハルを含むベルヒテスガーデン地方は国定公園に指定されており、豊かな自然を保護しつつ、開山から500年を越えた鉱山の奥深くでは採掘が現在も続いています。

製菓、製パン全般でご使用いただけます。