福岡県筑後平野産のシロガネコムギ・チクゴイズミを使用した菓子用粉です。粉の漂白をしていないため、福岡県産の小麦特有の少し灰色を帯びており、小麦本来の色と風味を生かしたアイテムです。シロガネコムギ・チクゴイズミを独自の配合でブレンドし、創業当時から使用しているロール挽きの機械を一部継続して使用している為、伝統的な製法で製粉された特徴ある風味の小麦粉です。焼き菓子はもちろん、饅頭、天ぷら、うどん等にも最適なアイテムです。

シロガネコムギは1957年に九州農業試験場で誕生した小麦の新品種です。熟すと美しい「白ふ」となることから「白金（シロガネ）」と名付けられました。製粉時の品質が良好で麺用、お菓子づくり用として実需者の評価が高い特徴があります。
「チクゴイズミ」は、製麺適正が高い「関東107号」と安定多種品種の「アサカゼコムギ」の交配から育成された品種です。収量性に優れ、千粒重がやや大きく、枯れ熟れ様障害に強い特性があります。通常の小麦に比べ、アミロースの割合が少なめで、低アミロースならではのもちもち感が魅力の小麦です。
シロガネコムギとチクゴイズミどちらも九州の代表的な小麦の品種になります。

梅野製粉では明治初期より受け継がれたこだわり製法で、小麦の風味を損なわれることなく生産されています。特甲印はロール挽き、水車印は石臼挽きの2種類で製造されており、しっとりとした食感と風味が特徴の小麦粉に仕上げています。ロール挽きに使用される一部製粉機は創業当時から使用されているものもあり、現在も伝統的な製法が受け継がれています。

灰分：0.5%
蛋白：7.5~9.5%

シロガネコムギ・チクゴイズミ

製菓、製パン全般でご使用いただけます。