ローストした麦芽の風味を楽しめる、スムースで飲みやすいスタウトビールです。規格外品の鳴門金時を活用し、焼き芋にしてビールに活用することで、甘みと芳ばしさがアクセントになっています。徳島県の特産物である「鳴門金時芋」は、海の砂を使った水はけの良い土地で育ち、海水に含まれるミネラルも吸収して育ちます。栗のようにホクホクした食感と高い糖度が特徴です。カミカツスタウトでは、出荷の基準に満たない小さすぎるものや育ちすぎた規格外品の芋を、焼き芋にしてビールに活用しています。
THE INTERNATIONAL BEER CUP 2022 Robust Porter(keg)部門で銀賞受賞。

STOUT(スタウト)とは、深く焙煎したモルトを使うことで、芳ばしいコーヒーのようなアロマとフレーバーのある、黒いビールができます。カミカツスタウトでは、いくつかのカラメル化させたモルトやオーツ麦も使い、複雑な甘味と柔らかい口当たりをつくっています。

KAMIKATZビールを生産している徳島県上勝町では、「ゼロ・ウェイスト宣言」を行い、ごみを出さない町を目指しています。本製品は、ゼロ・ウェイスト活動の一環として気軽にビールを楽しみながらより多くの人たちに知ってほしいという思いから始まりました。クラフトビールは、小さな醸造所で職人の手作りで生み出されています。地元の特産品はもちろんの事、時には意外な材料を使ったビールなど、常識を覆すような実験的かつ挑戦的なビールが生み出されることもあります。また、バレルエイジドビール(古樽熟成ビール)は、ワインやウィスキーなど洋酒の製造に使用され、廃棄にまわされる木樽を最後まで余すことなく使いきる活動を行い、ゼロ・ウェイストにも貢献できるという試みに賛同していただいた国内のワイナリーやウィスキー蒸留所から樽が集まってきます。樽の個性に合わせて選んだビールを樽詰めし、中には数年間のエイジングを経て出来上がったエクスクルーシブな一本もあります。
ビールづくりでは、ごみを出さないという行動だけではなく、環境回復 (リジェネラティブ) にも力を入れています。ビールの製造過程で排出される副産物(麦芽かす)をごみにせず微生物分解で液肥化し、その肥料を使って栽培した麦で新たにビールを醸造します。液肥は農業をはじめ、酪農、畜産など様々な生産現場での活用が可能で、今まで産廃として焼却処分されていたものを資源循環して有効活用することができます。乳酸菌とアミノ酸を豊富に含み、病気や害虫に強く苦味の少ない甘みのある作物を育てることができます。
ビールづくりを通し、リジェネラティブな活動を積極的に行っています。

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製菓、製パン全般でご使用いただけます。