熊本県阿蘇地方の恵まれた自然の中育てられたジャージー牛の良質な生乳から作られた牛乳です。
ジャージー（Jersey)は牛の品種の一つ。ホルスタインほどではありませんが、世界中に広く分布しています。バターなど乳製品を多量に生産している国（デンマーク、ニュージーランドなど）では最重要品種とされ、この牛から取れる牛乳はジャージー乳と称されます。　
ジャージー牛は日本にいるホルスタインの100分の１にも満たない頭数しかいない珍しい品種です。阿蘇小国郷では、昭和30年代にジャージー牛が導入されました。ジャージー牛酪農が始まって約70年、小国郷は岡山県や北海道と並ぶ一大産地となっています。

ジャージー牛の体重は400から500kg。白黒のホルスタインは大きくて1トン。毛の色は褐色の単色で少し黒みがかっています。取れるミルク量はホルスタインと比べ少ないですが、その分味も濃く、ケーキ、アイス、クッキーなどお菓子作りに向いています。ジャージー牛は原産がイギリス領海峡諸島のジャージー島のためジャージー種と名付けられました。

ミルクの特徴としては濃厚でコクがあり、乳脂肪率は5%、無脂肪固形分率は９％を超えます。ホルスタインはそれぞれ３.７％、８.３％です。脂肪球が大きくバターを作りやすいミルクでもあります。βカロチンを豊富に含み黄色みがあり、その色からゴールデンミルクと称されることもあります。高タンパクでカルシウムやビタミンも豊富です。

製菓、製パン全般でご使用いただけます。