日本に昔からあった、品種改良がされていないお茶の樹から摘まれた、「在来種」のお茶です。2021年に熊本県芦北郡津奈木町の放棄茶園を預かり、再生を行った茶畑から摘まれた在来種です。歴史を辿ると明治時代、お茶の栽培が盛んだったころ、津奈木町の山を開拓し実生で栽培が行われていたそうです。放棄をされていても春になると新芽が芽吹き、在来種の力強さを感じられるお茶です。

「釜炒り茶」は、初夏の陽光を浴びてスクスクのびた新芽を丁寧につみ取り、日本古来の伝統製法、釜炒り製法によって丹念に仕上げられたお茶です。「釜炒り茶」は生葉を蒸したものではなく、直火の釜で炒る作業を行うため、水色は透きとおって黄金色に近く、さっぱりとした後味と独特の高い香りが特徴のアイテムです。今日では、九州のごく一部の産地だけで製造されている「釜炒り茶」。カジハラでは、手間がかかる釜炒り製法にこだわりを持ち、お茶農園では除草剤を始め一切の農薬を使用せず、堆肥、米ぬか、油粕、魚粉などの有機質肥料を施し、環境に優しい農法に取り組む事で、安心して飲んでいただける商品作りを行っています。

茶葉3gに90℃くらいのお湯を150cc注ぎ、約1分ほど蒸らしてください。2煎、3煎まで美味しく頂けます。

製菓、製パン全般でご使用いただけます。