上勝町特産の乳酸発酵茶「上勝阿波晩茶」の規格外品を使用したIPAです。注げば弾けるアメリカンホップの香り、力強いホップの風味が特徴でカラッとした飲みごたえと苦味のバランスが絶妙なアイテムです。野菜とチーズたっぷりのピザや、バーガー、BBQ料理と相性が良く、しっかりしたホップの苦味が脂っこさをリフレッシュしてくれます。
原料に使用している「上勝阿波晩茶」は、上勝町の家庭で古くから作られている後発酵茶で、茶摘みの時期が7~8月と、一般的なお茶に比べると遅く、大きく育った茶葉を摘むため『晩』茶と呼ばれています。茶葉を窯茹でした後、桶や樽に漬け込むことで乳酸菌発酵させたあと、天日で乾燥させる、世界でも珍しい伝統的な技法を用いて作られており、国の重要無形民俗文化財にも認められています。カフェインや渋みが少なく、お子さんや妊婦さんでも安心して飲むことができ、乳酸菌由来のほのかな酸味とまろやかな甘味がありますが、作り手ごとに味わいが変わるのも面白いポイントです。カミカツIPAでは、上勝阿波晩茶の製造やパッケージの際に砕けてしまった葉や茎などの規格外品を活用しています。

West Coast IPAとは、その名の通りアメリカ西海岸で生まれたビアスタイルの一つです。アメリカンホップを中心に、強くホップのアロマとフレーバーをつけ、クセになる苦味と爽快な飲み心地が特徴です。


KAMIKATZビールを生産している徳島県上勝町では、「ゼロ・ウェイスト宣言」を行い、ごみを出さない町を目指しています。本製品は、ゼロ・ウェイスト活動の一環として気軽にビールを楽しみながらより多くの人たちに知ってほしいという思いから始まりました。クラフトビールは、小さな醸造所で職人の手作りで生み出されています。地元の特産品はもちろんの事、時には意外な材料を使ったビールなど、常識を覆すような実験的かつ挑戦的なビールが生み出されることもあります。また、バレルエイジドビール(古樽熟成ビール)は、ワインやウィスキーなど洋酒の製造に使用され、廃棄にまわされる木樽を最後まで余すことなく使いきる活動を行い、ゼロ・ウェイストにも貢献できるという試みに賛同していただいた国内のワイナリーやウィスキー蒸留所から樽が集まってきます。樽の個性に合わせて選んだビールを樽詰めし、中には数年間のエイジングを経て出来上がったエクスクルーシブな一本もあります。
ビールづくりでは、ごみを出さないという行動だけではなく、環境回復(リジェネラティブ)にも力を入れています。ビールの製造過程で排出される副産物(麦芽かす)をごみにせず微生物分解で液肥化し、その肥料を使って栽培した麦で新たにビールを醸造します。液肥は農業をはじめ、酪農、畜産など様々な生産現場での活用が可能で、今まで産廃として焼却処分されていたものを資源循環して有効活用することができます。乳酸菌とアミノ酸を豊富に含み、病気や害虫に強く苦味の少ない甘みのある作物を育てることができます。
ビールづくりを通し、リジェネラティブな活動を積極的に行っています。

6.5%

製菓、製パン全般でご使用いただけます。