農家が「健全な土づくり」から始め、種まき、栽培、収穫、加工まで一環して製造した焙煎落花生です。落花生は、広島県で栽培期間中農薬不使用で栽培された国内最高級品種「ちばはんだち」の秀品のみを機械、手作業で何度も選別し、厳しい基準をクリアした落花生だけを使用しています。国内で栽培されている落花生は十数品種ありますが、そのなかでも「ちばはんだち」は、味・香りともに最高品種と認められている千葉生まれの国産最高級品種の落花生です。
収穫後の落花生は、甘みや風味を引き出すために天日乾燥を行います。アグリ・アライアンスでは、試行錯誤を重ねてたどり着いた「はざ掛け天日干し」という手法を用い、ビニールハウス内で1か月半の期間にわたり完全天日干しを行っています。適度な太陽熱と自然風で均等にじっくり時間をかけて乾燥することで、実が硬くなることを防ぎ、落花生の持つコクと甘み、ミネラルなどの栄養が存分に引き出されます。時間と手間をかけて乾燥した落花生は、機械や手作業などいくつもの選別工程を経て、選ばれた品質の高い落花生だけが焙煎されます。焙煎工程では、実が割れたり硬くならないよう、低温でじっくり時間をかけて焙煎しています。低温を保つことで、実がふっくらとなり、栄養成分を損なうことなく仕上がります。土づくり、天日干し、低温焙煎、すべてがアグリ・アライアンスのオリジナル製法で作られた、じっくりゆっくりと手間暇かけた焙煎落花生です。

アグリ・アライアンスは、「健康な土づくり」を大切にしています。植物性有機発酵堆肥 (バーク堆肥)を通常の5倍量使用し、大量の堆肥を土と深耕することにより一般的な圃場の倍以上となる50cmの深さのある土壌で育根領域を増やし、広い範囲でしっかりと土壌酸素及び栄養素を吸収できるように配慮しています。羊羹のような土ではなく、酸素と微生物をしっかり含んだ、ふかふかのカステラのような土づくりを行っています。圃場内の排水も極めて重要な要素であり、地面から約80cm~90cmの位置に暗渠を格子状に埋設することで、圃場内の強制排水が行える環境を整備しており、ゲリラ豪雨などの環境問題の対策を行いながら、健康な土づくりを行っています。

※落花生の莢(殻)には消臭と吸湿効果があると言われています。莢(殻)はお捨てにならず、巾着袋などに入れ、ゴミ箱や下駄箱など臭いの気になるところに置いてお使い頂けます。

落花生は焙煎しており、色のばらつきが生じることがございます。また、自然の環境で育ったものですので、豆のサイズや形には多少の違いがあります。
薄皮にはポリフェノールが含まれています。薄皮ごとお召し上がり頂くことをお薦めしています。（但し、小さなお子様は薄皮を外してお召し上がりください。）

製菓、製パン全般でご使用いただけます。