ケベック州で有機の基準に従い薬剤などを使用せずに作られた、ダークロバストテイスト(旧NO.2アンバー）規格のメープルシロップです。
メープルシロップは、樹齢30～40年ほどのカエデの樹へドリルで穴を開けて、小さな蛇口のような採取口を差し込みます。そうすると、水のような樹液が染み出てきます。これはメープルウォーターと呼ばれてます。採取口の下へバケツを置いたり、チューブをつなげたりして集められたメープルウォーターは、大きなタンクに入れられます。
集められたメープルウォーターは、糖度が約3％程で、糖度約66％になるまで時間を掛けて煮詰めていきます。そうすると、サラサラした透明の液体から色のついたメープルシロップに変化していきます。ビンに詰められた1本のメープルシロップを作るのに、なんと4倍量のメープルウォーターが必要になります。カナダではメープルウォーターも販売されていて、人気のある商品の一つです。

メープルシロップは、色の濃さ(透過率)の違いで4種類に分類されます。色の濃さの違いは、メープルウォーターの採取時期によって変化します。同じ樹から採れる樹液でも、初めのころに採取されるメープルウォーターと後に採取されるメープルウォーターでは、色や味わいが異なります。

①ゴールデン（デリケートテイスト）
光の透過率75～100％。最も色が薄く金色です。樹に穴を開けて最初のころに集められた樹液を煮詰めて作られています。繊細な味わいで、主にそのまま料理に掛けて使用されます。

②アンバー（リッチテイスト）
光の透過率50～74.9％。透明感のある琥珀色をしています。ゴールデンの次に集められた樹液で作られ、最も多く流通されている種類です。さまざまな料理やお菓子作りに使用が出来るため、汎用性が高い商品です。

③ダーク（ロバストテイスト）
光の透過率25～49.9％。アンバーよりも濃い茶色です。アンバーよりもあとに集められた樹液で、メープルシロップの風味が強いのが特徴です。焼菓子や生地への練りこみにおすすめです。

④ベリーダーク（ストロングテイスト）
光の透過率0～24.9％。コーヒーのような色合いをしています。メープルの風味が強く、濃厚な味わいが特徴です。

JONA

原料生産地圃場からは様々な不純物が運び込まれます。
製造では選別工程を経ておりますが、原料由来の異物をはじめ、その他の様々な種類の雑穀片など完全には取り除けない不純物が残留している場合があります。
このような原料の性質をご理解頂き、残留物がある場合は取り除いてご使用ください。

製菓、製パン全般ご使用頂けます。