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#缶の時代

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🥫戦時での勝利を決するのは兵士の生活・食料を供給する「兵站」です。1800年にナポレオン・ボナパルトがヨーロッパ征服を決意した時も、食糧補給問題の解消を重要視しました。12,000フランの懸賞金をかけて優れた保存食のアイデアを募りました。1804年ニコラ・アペールという人物が、長期保存可能な瓶詰めを発明し賞金を受け取っています。その後実用性の観点から、イギリスのピーター・デュランドという発明家がアペールの方法にならいつつも、ガラス瓶ではなくブリキ缶を使うことを提案しました。その後19世紀半ばの南北戦争中、缶詰の改良はさらに進められ現在の缶詰の姿になりました。
缶詰の原料は主にたくさんとれる旬の時期のものを使うので、季節はずれのものと比べると栄養価が高いことがわかっています。また、素材を缶に入れて中の空気を抜き、密封した状態で加熱殺菌をするため、ビタミンB1やビタミンCのように水にとけやすく酸化しやすい栄養素は損失の割合が低く済む利点もあります。完全密封して加熱殺菌しているので、保存料や殺菌料を使わずとも中身が腐敗・酸化することがありません。常温で長期保存が可能な缶詰、初めは戦のために求められ誕生しましたが、今では生産者や流通者はもちろん、使う側にとっても利点があるものです。🥫

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